硬度7のミネラルウォーター
ブランドの南魚沼産のコシヒカリを購入して、せっかくだから炊く水も米のとれた地元の水で炊きたいという人も多い。米をふっくら炊くには軟水が適しているといわれる。ミネラルを多く含む水を硬水、含まないものを軟水といい、とくにプリンスホテルが販売しているミネラルウオーター「南魚沼の水」は硬度7で、ネットなどで見るとほかに販売されているミネラルウオーターで硬度14ぐらいでも超軟水と表示しているので”超超軟水”といえる。飲んでみると水道水にあるエグミのようなものがないのがわかる。(おおよそ60未満が軟水、60~120未満が中硬水、硬度120以上の水が硬水)この水質が特に重要視されるのが酒だ。美味しい酒には良い水がかかせない。新潟はほとんどが軟水の地域だ。硬水に比べ軟水は腐敗しやすく、本来酒の醸造には向かなかった。古くから酒造りで有名な灘は硬水地域である。しかし、しだいに技術が進み軟水による長期の醗酵が可能となってきた。軟水はすっきりとまろやかな酒となり、硬水からは濃厚で切れのある酒が生れる。技術の進歩により軟水による新潟の淡麗辛口の酒は生れた。酒の醸造となるとごくわずかな水質の違いが出来を左右するのかもしれないが、同じ軟水のミネラルウォーターであれば、数度の違いでお茶やお米の味を大きく左右するとは思わない。しかし、せっかく良い米が手に入ったなら、地元の良い水で炊いてみたいというような思いが日常に色をそえていく。良い米が手に入ったなら良い水で炊いてみてください。。