山菜 キノメ

山菜

山菜 キノメ

「木の芽」というと全国的には山椒の新芽のことをさすのだが、南魚沼ではアケビの新芽のことを指す。特別どういう字をあてるか決まってはいないので以下「キノメ」と書くことにする。「キノメ」は南魚沼を代表する山菜である。全国的にも、新潟県内でさえ食べられている所があまりないらしい。雪が降らない地域では「キノメ」は、灰汁が強すぎて食用には向かない。積雪は山菜の灰汁を和らげ効果があり雪国特有の食文化が生れる下地がある。「キノメ」はさっと湯通しして醤油で食べる。ほろ苦さがこの食べ物の良いところだが、地元では卵の黄身を落として少しまろやかにして食べる。

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