山菜 モミジガサ
モミジガサは独特の風味がある。山菜らしい野趣のある味わいとも言えるかもしれない。秋田などの東北地方では、よく食べられるようであるが南魚沼ではほぼ食べない。秋田おばこで「おばこナ何処さ行く後ろの小沢コさほんなコ折に」と歌われる「ホンナ」やここら辺でもよく目にする「アイコ」も食べられていない。関東で人気のあるコシアブラもあまり食べられず、逆にキノメのようにこの地域以外ではあまり食べられない山菜もある。南魚沼で採集される山菜は30種類以上あるが本当ははるかにそれをこえる食べられる野草があるのだろう。各地域で食べられている山菜や郷土料理なども知りたい。地方の食文化に興味がある。モミジガサをクルミ和えにしてみた。さっと茹でたモミジガサを水にさらし、水をきってよく絞った後食べやすい大きさに切る。擦ったクルミに砂糖と醤油をあわせ、水を加えてのばしたものをモミジガサと和える。モミジガサの強い風味をクルミが和らげて自分的には傑作な一品となった。ただ盛り付けの皿の選択を凝り過ぎて誤り美味しそうに見えないのが残念。
