鉢植えにしたローズマーリ
ローズマリーとタイムを秋に鉢に移して越冬している。ローズマリーは毎年春に苗を買って料理に使おうと育てるのだが、なかなか大きく育たない。最初はこんなものなのかと思っていたが、ある時吉本ばなな氏のエッセーの中になかなか大きくならないローズマリーのことと、ヨーロッパに行ったら思い切り繁殖しているそれを目にして驚いた話を見つけ、ああ雨量の問題なのかと気がついた。西岸海洋性の雨の少ない故郷の植物が梅雨を経て夏を迎える湿気の多い日本では雑草としてのしたたかな繁殖力を発揮できないのだ。それでも畑があるのにわざわざ鉢植えにする気にもなれずそのままにして、あまり使うこともなく冬を迎えることを繰り返していたが、今年は鉢に移し越冬させることにした。春になってもこのまま育てるつもり、梅雨の時期雨に合わせなければ、ひょっとするとヨーロッパのローズマリーのように雑草らしくモリモリと葉をしげらせるのかもしれない。